こどもが溢れかえった公園で

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こどもの年齢

乳幼児親子から小学生、中高生、公園に集まる人

こえを聴いた人・場所

プレーワーカー(公園・東京都)

こえを聴いた時期

2020年3月(休校になってから、緊急事態宣言はまだ出されていない時)

こえが発された状況

親子やこどもの様子や、その状況を少しでも知ることができたらと、公園を訪ねた時。
休校を受けてこどもが公園に溢れかえっていた。柵に取り囲まれた砂場の中にはわりと小さい子連れの親子があつまっている。小学生たちは遊具で遊んだり駆け回ったり、想像以上に中高生の姿も多い。
そこへ2.3歳の我が子の手を引いてウロウロと歩く親子の姿。丁度砂場にいたひと組が帰ったため、代わりにそこへ腰を下ろしたものの、いる場所を見つけることがまず難しい状況が自分の肌感覚からも見える。

この“こえ”が印象に残った理由

こどもの行き場はどこにあるのだろうか、、と思う中、3密のことから室内にいることよりも外にいることを選ぶ人も多いように思われる日々だった。大きい公園は人がたくさんいすぎて小さめの公園に来たという親子ともこれまで何組も会ってきた。
その中でまた、大きいとは言えない目の前に広がる公園は、自分の居場所を見つけるのが大変なくらい人で溢れかえっている。 こうしてまた、ひとつ行き場を失ったと感じるこどもや大人がいるのだろう。居場所を求めて来ても、そのまま帰るしかないこどもや大人がいるのだろう。
たとえその場にいることのできるスペースを見つけられたとしても、バタバタとしているその状況は、気を張らずに安心して過ごすにはなかなか難しい空間に感じた。 一体どこでどうしていたら、心と身体の健康を保てるのかと、公園を見ても感じた。

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