目次
こどもの年齢
小学生・高学年
こえを聴いた人・場所
プレーワーカー(公園・東京都)
こえを聴いた時期
2020年3月
こえが発された状況
出張遊び場で公園に行った時。近くの青少年施設の職員の人が数人のこどもを連れてやって来た。
室内だとパワーをあり余らせている様子だから、外で遊んだらいいのではという計らいだった。
その中のひとりの子が、たき火に熱中した。火に木をくべてどんどん燃やし、いろいろなものを燃やしてみたいという好奇心がいっぱいだった。
ナタで木を割ることにもはまり、バンバン割っては、燃やしていた。
そして帰る頃、「また絶対くる」と言った。
この“こえ”が印象に残った理由
木を割る様子、火をどんどん燃やす姿は、何かを発散しているようにも見えた。そのパワーを、自分でもどうしようもできないこともあるんじゃないだろうか。
「また絶対くる」の言葉に、おいでおいで、と答え、またねと別れた。
でもそのまま、4月は出張遊び場を開催できなかった。彼が毎日行っていた近くの青少年施設も閉館した。
どうしているかな。思いだしては、“また”がいつになったら来るのかと、焦るような気持ちになる。
コメント