目次
こどもの年齢
小学生・低学年
こえを聴いた人・場所
学童クラブ指導員(学童クラブ・埼玉県)
こえが発された状況
学校の授業で町探検に行った数日後。
引率協力してくれた保護者の人宛てに手紙を書く宿題が出て、学童クラブでやっていた。
数行書いたけれど、どうしてもそれ以上書けないその子。書いた手紙をぐしゃぐしゃに丸めて投げて、大泣きしながら大声で言った言葉。
この“こえ”が印象に残った理由
その子なりに一生懸命その日を思い出して、一生懸命考えて、自分の言葉で書いた数行の感謝。でも担任の先生は「ここまで書きなさい」って指定をしたらしい。
どうしてこれじゃダメなんだろう。思ってもないことを無理矢理書いてスペースを埋めた手紙になんの意味があるんだろう。この子にとって、心からのありがとうはもう書いてあるのに。
書けないけど書かなきゃって泣く苦しさとか、なんでこれじゃダメなんだろうって思いとか、彼に寄り添ってたらこっちまで泣けてきた。
学校の先生の言葉には力があるから、ちゃんと何が大切かを考えてほしい。
※“こえ”を発した子と写真の子に関連はありません。
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