もう、家は飽きたよ。

目次

こどもの年齢

小学生・高学年

こえを聴いた人・場所

NPO職員(森・群馬県)

こえが発された状況

森の中で2週間を暮らす長期キャンプ中のこと。
1週間を過ぎた頃、この子が大人のところにやってきて、「川に出かけよう!山でもいいよ!どこでもいいからでかけよう!」という。そしてひとこと。「もう、家は飽きたよ。」
トイレは穴、寝るのはテント。もちろん電気もゲームも無い非日常的な自然のど真ん中においても、こどもにとっては1週間経てばそこはもはや、『家』になっていた。

この“こえ”が印象に残った理由

こどもは、大人よりも圧倒的に自然に近い存在だと思う。自然に近い彼らは、どんな環境にでも対応をしていく本来的な底力をもっていると考えていて、それを示すひとつのエピソードかなぁと印象に残っている。
それはつまり、社会が彼らに与える環境ひとつで、ゲーム漬けにもなるし、金欲的にもなるし、いかようにもなりうるのかなぁと。森も自分の家になっちゃう彼ら、かっこいいなぁ!

※“こえ”を発した子と写真の子に関連はありません。

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